SCENES OF EXTO
イマジネーションは。いま解放される ディスプレイという機能をもつ"空間"は、どこまで美しくなれるんだろう。
EXTO Wall systemは、未知の表現力をもつ、いわば"素材"として生まれた、空間ディスプレイの新機軸。
完成形がないこと。
EXTO Wall systemは、クリエイターのイマジネーションを刺激しながら、自由に、柔軟に、型や常識にとらわれない発想に応え、姿を変えます。
その表現力は未知であり、無限。
クリエイターの斬新な発想に応え、デザインのひとつとして空間づくりに新しい可能性をもたらすでしょう。
さあ、その能力を、覚醒させてください。
EXTO Wall systemは、店舗の企画・設計に30年以上携わってきた4人の職人の想いから生まれました。
さかのぼること数十年。
1982年、彼らの手によって世に送り出されたWall system「HANGALL(ハングオール)」。確かな基本性能にアルミの素材感を加えたこのWall systemは多くのクリエイターの支持を受け、またたく間に空間ディスプレイのスタンダードと言われるまでの地位を築きました。
けれども、それから多くの時間が過ぎ…。空間ディスプレイに求められる価値は、少しずつ変化を見せていました。物を陳列するという実用性だけでは「より美しく飾る」という新たな時代のニーズには応えきれなくなっていたのです。
しかし従来の空間ディスプレイでは、それは叶いませんでした。例えば、重さを支えるために必要な棚柱のスリットやブラケット、ダボ穴。あらわになった機能部分は空間を邪魔し、陳列される商品ばかりかディスプレイ自体の魅力まで損ねてしまいます。
ディスプレイとしての機能を果たすのに不可欠なパーツは、その実、隠せるのであれば隠してしまいたいものでもありました。
空間デザインのためのツールが空間デザインの枷になっている。
この矛盾は4人を大いに苛ませました。
空間はできるだけ広く、しかし機能部分はできる限り感じさせない。ディスプレイ業界の常識において、真っ向からぶつかる2つの事象。強引にデザインを与えれば機能性を損ない、その逆もまた然り。
けれど、もし実現することができれば、それは空間デザインの可能性に新たな一歩を踏み出すことになるでしょう。
見えざる手のようにさりげなく美しく、空間に自在に操ることのできるディスプレイを、自分たちの手で創り出したい。
ディスプレイ分野のパイオニアとして積み重ねた経験と実績が、どれだけのモノを生み出せるかを試してみたい。
そして何より、自分たちのすべてを詰め込んだ空間ディスプレイと、制限から開放されたクリエイターの自由な発想が出会ったとき、そこにはどんな未知の空間が待っているのか?
それは自身も作り手である彼らにとって、心躍る問いかけでした。
空間はどこまで美しくなれるんだろう?
その問いの答えを見つけるべく、彼ら4人の試みが動き始めたのです。